5日、三重県四日市市内の国道で、大型ダンプトラックのタイヤ1本が脱落して滑走し、右折待ちをしていた乗用車に衝突する事故が起きた。この事故で26歳の女性が打撲などの軽傷を負っている。
三重県警・四日市南署によると、事故が起きたのは5日の午後1時ごろ。四日市市午起3丁目付近の国道23号線で、燃料用の石炭を積載して南進していた大型ダンプトラックの左後輪1本(約100kg)が突然脱落した。
タイヤはトラックの後を追うように滑走し、右折のため停車していた26歳女性が運転する乗用車の左後部に衝突。パンパー付近が小破するとともに、女性が打撲などの軽傷を負った。
脱落したタイヤは、左後輪のうち前側のもので、ホイールとハブを固定するボルト8本がすべて破断していた。
このダンプは1996年3月に登録された三菱ふそう製のものだが、該当車はホイールやハブに関したリコールが出ていないことから、警察では整備不良の疑いもあるとして、業務上過失傷害容疑を含め、運転していた31歳の男性から事情を聞いている。