積雪に救われる…高速道路から転落

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12月30日、秋田県大曲市内の秋田自動車道で、スピンしたクルマがガードレールを乗り越え、約11m下の水田に落下するという事故が起きた。しかし、積雪が落下の衝撃を緩和、運転していた36歳女性が軽傷を負っている。

秋田県警・高速隊によると、事故が起きたのは12月30日の午後4時20分ごろ。大曲市内小友石神下段付近の秋田自動車道下り線で、36歳の女性が運転する乗用車が前走車を追い越そうと右側に車線変更変更した直後、凍結路面でスリップした。

クルマはそのままスピンに陥り、反時計回りに回転しながら道路左側にある高さ1.3mあまりのガードレールを乗り越えて路外に逸脱。約11.2m下にある水田に転落している。

だが、水田に約30cmの積雪があったことや、タイヤから接地したことで落下時の衝撃が大幅に緩和されたため、運転していた女性は打撲などの軽傷を負ったものの、後部座席のチャイルドシートに座っていた3歳の長女と、生後9カ月の次女は無事だった。

現場は大曲インターチェンジ近くの緩やかな右カーブ。警察では前走車を抜くために一時的に加速した際、駆動輪が凍結路面でスリップし、左右のバランスが崩れたことが事故の原因とみている。

《石田真一》

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