この道は俺のモノ…短期間に二度のトラブル、男を逮捕

自動車 社会 社会

秋田県警は17日、クルマの割り込みを巡る交通トラブルから女性の顔面を殴り、負傷さ
せたとして49歳の男を暴行容疑で逮捕した。この男は先月にも別の交通トラブル事件を起こしており、警察は「行為が悪質」と判断したようだ。

秋田県警・秋田署によると、事件が起きたのは16日の午前7時25分ごろ。雄和町田草川付近の町道を23歳の女性が乗用車で走行していたところ、前方に別の乗用車が割り込んできた。

車間距離も開いておらず、かなり危険な状態で割り込みがなされたため、女性がクラクションを鳴らして抗議の意を示したところ、前のクルマは突然停車。中から男が飛び出てきて女性のクルマに駆け寄り、窓を叩くなどした。

女性が窓を開けたところ、男は罵倒する言葉を口にしながら女性の顔面を数回に渡って殴打。そのまま現場から逃走している。

警察では交通トラブルを起因とした傷害事件として捜査を開始。被害を受けた女性の証言から、同じ町に住む49歳の男が犯行を行った可能性が濃くなった。

この男は今年10月3日にも「自分のクルマの前方に割り込まれた」として、そのクルマを強引に停止させ、運転者と同乗者の2人を殴ったとして傷害容疑で逮捕されている。

警察では男から任意で事情を聞いていたが、「クラクションを鳴らされたので腹が立ってやった」などと容疑を大筋で認める供述を行ったことや、短期間に同じトラブルを繰り返し起こしたこと、犯行形態が危険極まりなく悪質であることから傷害ではなく、暴行容疑で逮捕した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース