自分と飲みに行かなかった部下を故意にはねる

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愛知県警は15日、自分の誘いを断って他の人物と会食していた部下に腹を立て、クルマで故意にひき殺そうとしたとして、34歳の男を殺人未遂容疑で逮捕・送検した。クルマにはねられた男性は軽傷を負っている。

愛知県警・港署によると、事件が起きたのは13日の午後11時45分ごろ。名古屋市港区内にあるパブの従業員から「客の男性が襲撃され、クルマではねられた」という内容の110番通報が寄せられた。

同署員が現場に急行した際、34歳の男が大暴れしており、制止しようとする店員などともみ合いになっていた。路上にはクルマと接触した証言する29歳の男性がおり、警察では男を殺人未遂の現行犯で逮捕している。

被害者と加害者は同じ会社に勤務にする上司と部下の関係。加害者は同日の勤務終了後、部下である被害者に対して「酒を飲みに行こう」と誘ったが、部下は友人との先約があったため、これを断った。

この後、被害者は友人と現場となったパブで会食していたが、ここに加害者である上司が現れた。自分以外の者と酒を飲んでいることに激怒した加害者が殴る蹴るの暴行を加えた後、店の外に引きずり出し、自分の運転するクルマで追い回した末、低速で二度に渡って故意にはねたという。

逮捕された男は取り調べに対して「カッとなってしまった」と供述しているが、自分が殺人未遂と受け取られる行動とは思っていないような供述も行っているようだ。

警察では男を厳しく追及し、動機などついてさらに調べを進める方針だ。

《石田真一》

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