いすゞ自動車の井田義則社長は2日、東京モーターショーのプレスブリーフィングで、過去最高となった2004年3月期の連結業績を示すなど、経営再建計画によって復活した同社の現況を中心にアピールした。
井田社長は、2002年から取り組んできた「新3カ年計画」が大幅な前倒しで達成される見通しを述べ、世界のトラック市場の「トップ集団に戻ることができた」と、強調した。
そのうえで、今月中には新たな「中期経営計画」を発表することも表明、再建後の成長戦略を具体的に提示する考えを示した。
出品車両ではタイで10月に発売したばかりのピックアップトラック『D-MAX』シリーズが注目されており、井田社長も同市場でのベストセラー車をアピールした。