東京モーターショー・スバルブースの目玉は、2台出品されている新型軽自動車の『R1』。今回は自操式運転装置などが組み込まれた福祉車両として出品されているが、それ以外はほぼここままの形で市販される参考出品車だ。
会場を訪れた竹中恭二社長は、このR1について「セールスポイントはスタイルです。このデザインは都市生活での使い勝手を追及した結果こうなりました。その方向性としてはスバル360に通じるものがあります」とコメント。
「スバル360も当時求められる使い勝手を、追い求めた結果、あの愛らしいスタイルが形成されたのです。当時とはモータリゼーションの違いはありますが、根底に流れるコンセプトは近いものがあります」
実際にR1が展示される壇上のスクリーンでは、スバル360の当時のCMが繰り返し流されていた。さらに会場で配布されるカタログにもスバル360の写真が掲載されており、随所にてんとう虫の絵があしらわれている。
R1のターゲットゾーンである、団塊の世代に訴求するためにも、スバル360のイメージは効果が大きいだろう。