走行中のダンプから落ちた石、対向車線の乗用車に当たる

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11日、山形県朝日村内の国道で、トラックの荷台から落ちたとみられる砕石が対向車線を走行中の乗用車を直撃し、助手席に座っていた男児の頭に当たる事故が起きた。男児は頭蓋骨を折り、一時意識不明の重体となった。

山形県警・鶴岡署によると、事故が起きたのは11日の午後3時15分ごろ。朝日村下名川付近の国道112号線で、39歳の男性が乗用車で走行していたところ、対向車線を走行していた大型トラックから大きめの石が落ち、路上で跳ね返って男性のクルマを直撃した。

石はフロントガラスを貫通し、助手席に座っていた6歳男児の側頭部に当たった。男児は意識不明に陥ったため、近くの病院で緊急の手術を受けたが、頭蓋骨骨折を負っており、全治数カ月の重体となっている。

石は土木工事などに用いられる砕石で、重さは約2kg。その形状から道路に落ちていたものを大型車が跳ね上げたとは考えにくく、男性も「石は路上でバウンドしてからクルマに突っ込んできた。直後に大音響とともにガラスが割れて真っ白くなった」と証言していることから、大型車から落下した可能性は極めて高いとみられる。

しかし、石を落とした可能性のある大型トラックは事故の発生に気づくことなく現場から走り去っており、警察では砕石を扱う業者などを当たり、事故が起きた現場を走行していた可能性の高いダンプトラックなどの発見に全力を挙げている。

《石田真一》

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