頭上注意、荷台から2トンの鉄骨

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27日、神奈川県茅ヶ崎市内の県道で、大型トレーラーに積載されていた鉄骨がJR東海道本線のガード下に接触。荷崩れを起こし、このうちの2本が対向車線側に落下する事故が起きた。

事故に巻き込まれたクルマは無かったが、鉄骨の撤去作業に手間取り、現場付近は約12時間に渡って通行のできなくなった。

神奈川県警・茅ヶ崎署によると、事故が起きたのは27日の午前2時35分ごろ。茅ヶ崎市中島付近の県道で、愛知県から横浜市内に向けて建築資材の鉄骨15本(約15トン)を輸送中の大型トレーラーが、JR東海道本線のガードに接触して荷崩れを起こした。

鉄骨のうち2本(約2トン)が対向車線側に落下。トレーラーも接触の弾みでタイヤがパンクして自走不能となった。

鉄骨は対向車線側を塞いで落下したが、事故当時には他のクルマの通行がなく、巻き込まれた車両はいなかった。

ただし、落ちた鉄骨は形状が複雑で、大型重機が使えない場所だったために復旧作業には手間取り、結果として現場付近の500m区間は約12時間に渡って通行のできなくなった。結局は鉄骨を分割し、少量ずつ撤去するという方法が取られた。

警察では事故の原因を調べているが、トレーラーを運転していた38歳の男性が荷物の高さを把握しておらず、頭上の余裕がない場所を通行しようとしたことが事故につながったとみている。

《石田真一》

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