4人をひき逃げした少年「考えごとをしていた」

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埼玉県警は26日、歩行者4人をひき逃げし、重軽傷を負わせたとして19歳の少年を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。少年は「考えごとをしていて衝突するまで気づかなかった」と供述しているという。

埼玉県警・久喜署によると、事故が起きたのは26日の午前3時35分ごろ。久喜市本町付近の市道を歩いていた男性4人が後方から走ってきたクルマに相次いではねられた。この事故で30歳の男性が頭を切る重傷を負い、他の3人も打撲などの軽傷を負った。

4人をはねたクルマは現場から逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

同署が現場で検証作業をを行っていた午前4時30分ごろ、19歳の少年が「事故を起こしたまま逃げてしまった」と名乗り出た。乗っていたクルマに事故の痕跡も確認できたため、業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で緊急逮捕している。

取り調べに対して少年は「考えごとをしながらクルマを運転していて、衝突するまで歩行者の存在に気がつかなかった。怖くなって逃げてしまった」などと話しているという。

警察では漫然運転が事故の原因とみているが、運転中に携帯電話を使っていた可能性も高いとして、これについても調べを進めるとしている。

《石田真一》

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