【Bluetooth】小ささに驚くハンズフリーIO『PDI-B903/HSK』

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【Bluetooth】小ささに驚くハンズフリーIO『PDI-B903/HSK』
  • 【Bluetooth】小ささに驚くハンズフリーIO『PDI-B903/HSK』
  • 【Bluetooth】小ささに驚くハンズフリーIO『PDI-B903/HSK』
  • 【Bluetooth】小ささに驚くハンズフリーIO『PDI-B903/HSK』

アイ・オー・データ製の「PDI-B903/HSK」は、auのA5504T対応を正式表明するBluetoothヘッドセットだ。その特徴は「コンパクトさ」と「使いやすさ」。Bluetooth入門者に最適なヘッドセットと言える。価格はオープンプライス。

PDI-B903を手に持つと、まずコンパクトさに感心する。大きさはBluetoothヘッドセットの中では断トツの小ささで、Yシャツの胸ポケットに入れておいても違和感がない。重量は約14g。インナーイヤー式なので突起部がないのもうれしい。

A5504Tとの認証は簡単だ。PDI-B903の電源をいれて、A5504TのBluetoothメニューから「ハンズフリー通話」を選び、「初期登録」をすればよい。

PDI-B903は操作がシンプルなのも特徴で、本体につくボタンは大きめのものがひとつのみ。このボタンは、押す回数や長押しで機能がわりあてられている。例えば電話がかかってきたら、ボタンを1回おせば「着話」、電話が終わったらボタンを長押しする事で「終話」になる。通話中、ボタンを押すと3段階で音量調整ができる。

インナーイヤー部分は柔らかいラバー加工であり、フィット感そのものは悪くない。耳の穴に吸い付くような感じである。この手の方式にありがちな過度な圧迫感はない。本体重量が軽いので、付けているとずれてくる事もない。

しかし、耳かけ式のようにしっかりと固定されるわけではないので、まったく落ちる心配がないかと言えば嘘になる。運転中、ヘッドセットに何かが触れれば取れてしまう可能性は否定できない。また、長時間の装着では耳に圧迫感を覚えるユーザーもいるだろう。

筆者がPDI-B903を使うならば、シャツの胸ポケットにいれておき、着信があったら耳につけるといったスタイルだろう。着信はヘッドセット側でできるので、これなら運転中でも前方から視線をそらさずにすむ。また、クルマから降りても、ケータイをカバンやズボンのポケットに入れたまま、ヘッドセットだけで通話ができるので便利だ。PDI-B903はコンパクトなので、「クルマ以外の日常利用」でも気軽に使えるのがポイントだ。

一方、PDI-B903の難点は、小型さゆえにバッテリー持続時間が他社製品よりも、やや短い事だ。といっても連続待ち受け時間は110時間、連続通話時間は4時間あり、「1日も持たない」といった事はない。だが、逆に毎日きちんと充電しないと心許ないのも事実だ。いちど充電したら、クルマの中に数日は置きっぱなしというのは難しい。バッテリーの点でも、PDI-B903は「ケータイと一緒に持ち歩き、毎日充電する」という使い方がベストだろう。

<スペック>
メーカー:アイ・オー・データ
サイズ:専用ヘッドセット部:26.8(W)×26.1(D)×58.1(H)mm
重量:約14g
バッテリー:内蔵リチウムイオン
バッテリー持続時間: 連続待受約110時間、連続通話約4時間
対応機種:au A5504T

《神尾寿》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集