8月30日、長崎県川棚町内で、エンジンを掛けたままで路上駐車していた乗用車が炎上しているのを近所の住人が発見、消防に通報した。
乗用車の後部座席で倒れていた男性が近くの病院に収容されたが、全身にやけどを負っており、後に死亡している。
長崎県警・川棚署によると、事故が起きたのは8月30日の午前2時10分ごろ。川棚町岩屋郷付近の県道に路上駐車された乗用車が炎上しているのを近隣の住民が発見。「クルマが燃えている」と消防に通報した。
後部座席に男性が倒れており、男性は近くの病院に収容されたが、全身に重度のやけどを負っており、事故から約6時間後の午前8時ごろに死亡している。死亡したのはクルマを所有する30歳の男性とみられている。
炎上したクルマは1998年製の三菱『シャリオ・グランディス』で、車体後部から出火したとみられている。このクルマは過去3回リコールの対象となったが、事故車はすべての改修を行っていたという。
死亡した男性は会合に出席した後、現場付近でクルマを止めて後部座席で横になって仮眠を取っていたらしい。
火災が発見された際、このクルマのエンジンは掛かった状態で、警察では何らかの原因で排気管が加熱し、出火に至ったとみている。