佐藤琢磨が火をつけたF1…俺たちはレーサーだ!!

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●クラッシャーではなくファイター琢磨

日本のF1ファンにとっては、土曜日の予選結果と日曜日の決勝スタートの時間が待ち遠しくてたまらないシーズンになっているはずだ。理由は言うまでもなく「佐藤琢磨」の存在である。

今年、B・A・R・ホンダのレギュラードライバーに昇格した琢磨。2002年にジョーダンで1シーズンを過ごした後、2003年はB・A・Rで最終戦の日本GPのみスポット参戦した。そこで彼は、6位入賞を果たす。2002年の日本GPでも5位入賞を果たしているが、国内での琢磨への評価はこうなった。「期待に応えてやってくれる日本人ドライバーがやっと現れた!」と。

2004年シーズンのB・A・Rはウインターテストから好調だった。マシンもエンジンもいい。加えてブリヂストンからスイッチしたミシュランタイヤとのマッチングもいい。開幕戦からB・A・R・ホンダが前年に比べて速くなっている事は明白になった。

ところが、実はチーム内の琢磨に対する評判は当初それほど良くなかった……というのは、いまだからできる話だ。

チームメートのジェンソン・バトンが確実に好リザルトを何度もチームに持ち帰る事で、琢磨は「たしかに速いが、タクはクラッシャー(乱暴)だ」という評判になってしまったのである。事実はもちろん違う。琢磨だけがレースに付き物の不運を一身に受けてしまった感もある。しかし、何より琢磨は「クラッシャー」ではなく、「ファイター」だったのだ。

バーレーンGPとスペインGPで5位入賞を果たしていた琢磨だが、グランプリ関係者に強烈な印象を植え付けたのは、第7戦ヨーロッパGPのことだ。言わずとも、日本人初のフロントロウ獲得(予選2位)のインパクトは大きかった。

さらにレースでは、タイヤ交換を済ませたばかりの最終スティントで、フェラーリのバリケロに猛然とアタックしたシーンは様々な意味でF1関係者に衝撃を与えた。結果は接触だったが、F1パドックの関係者はこう思ったはずだ。「コース上での積極的なオーバーテイクも可能なのではないか?」と。

●クラッシャーではなくファイター琢磨
●コース上で抜ける、抜く!!
●みんなが忘れていたスピリットに火をつけた

《編集部》

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