トヨタ自動車は5日、東京の新国立劇場で6日から始まる小・中学生向けオペラ公演「ジークフリートの冒険−指輪を取りもどせ!」に、今年3月に発表した『トヨタ・パートナーロボット』の二足歩行タイプを演奏者として特別出演させることを明らかにした。
トヨタ・パートナーロボットは、送り込む空気の強弱をコントロールできる人口の唇を持っており、これによってトランペットの演奏を可能としている。
今回は新国立劇場が夏休み特別企画として実施する小・中学生向けのオペラに演奏者として出演。公開に先立って5日午後に行われたゲネプロ(通し稽古)では、3月の報道向け公開時とは違い、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」をモチーフとした曲のソロ演奏を披露した。
パートナーロボが演奏者を務めるオペラ「ジークフリートの冒険−指輪を取りもどせ!」は、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」4部作をベースに、小学生や中学生にもわかりやすくアレンジ。所要1時間程度の1幕にしたもの。展開が早く、飽きを感じさせない演出は大人が見ても楽しめる。
トヨタ・パートナーロボットが一般向けに公開されるのは今回が初めて。最新型ロボットの滑らかな動作と、素晴らしいオペラをお子様と一緒に楽しまれてはいかがだろうか。この他、会場内には、東京モーターショーにも出品されたトヨタ『PM』なども展示される予定だ。
チケットは大人と子供が共通価格で2100円。大人は子供に同伴・引率する形でのみ入場可能となる。公演期間は6日から8日までで、1日2回公演。