自転車を避けようとして小学生をはねる

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12日午後、兵庫県猪名川町の町道で、右折してきた自転車を避けようと急ハンドルを切った軽トラックが、道路脇で川を覗き込んでいた小学生の女児ら4人のうち3人を次々にはねるという事故が起きた。

この事故で1人が重傷、2人が軽傷を負っている。警察では軽トラックを運転していた31歳の女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。

兵庫県警・川西署によると、事故が起きたのは12日の午後2時45分ごろ。猪名川町肝川西ノ前付近の町道で、31歳の女が運転する軽トラックが三叉路を右折したところ、前方から小学生の男児が乗る自転車が直進してきていることに気づいた。

女は自転車を避けようと急ハンドルを切ったが接触。軽トラックは道路右側のガードレールに接触しながら約40mも走行を続け、ガードレールに沿う形で一列に並び、真下を流れる川を見ていた小学生の女児ら4人に突っ込んだ。

4人のうち、手前側にいた3人が次々にはねられ、このうち6歳の女児が顔や腰の骨を折る重傷。5歳の女児2人が転倒して軽傷を負ったほか、自転車に乗っていた7歳の男児も軽トラックとの接触の際に転倒し、足などに打撲を負った。

警察ではこの女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕したが、取り調べに対しては「右折した直後、正面から自転車が走っていることに気づいた。自転車を避けるのに必死になり、女児の存在に気づくのも遅れた。止まろうとしたが間に合わなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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