故意に追突して現金強奪…千葉で連続発生

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8日未明、千葉県千葉市内で前方を走るクルマへ故意に追突する事故を起こし、怒って飛び出てきた運転者を2人組の男がゴルフクラブで殴打して現金を奪うという事件が相次いで2件起きた。

警察ではいずれも同一犯によるものとみて、強盗傷害事件として捜査を開始した。

千葉県警・千葉東署、同・千葉南署の調べによると、事件はわずか10分ほどの間隔で連続発生している。

最初の事件が起きたのは8日の午前2時18分ごろ。千葉市若葉区上泉町付近の県道を走行していた24歳男性が運転する乗用車に後続のクルマが追突した。

追突してきたクルマは前方に回りこんで停止したので、男性もそれに従って路肩にクルマを止めたが、前方のクルマからゴルフクラブ片手に飛び出してきた2人組の男は、いきなりフロントガラスを破壊。男性に向かって「現金を出せ」と脅迫した。男性が持っていた約1000円を手渡すと男たちはクルマに戻り、急発進して逃走した。

その事件から12分後の午前2時30分ごろ、最初の現場から約8km離れた千葉市中央区赤井町の県道で同様の追突事故が起きた。

この際は追突されたクルマを運転していた31歳の男性が激怒し、追突したクルマに歩み寄ったが、ゴルフクラブを持った2人組の男ともみ合いになった。男性は危険を感じ、自分のクルマに戻ってドアをロックして警察に通報する素振りを見せ、これを見た2人は慌てて逃走している。現金等の被害はなかったが、もみ合いで軽傷を負った。

短時間に連続発生し、その手口が同様であることから、警察では同一犯による連続犯行と断定。強盗傷害事件として捜査を開始した。

2人組はいずれも20歳ぐらいの若い男で、身長は170−180cm。黒っぽい色の乗用車に乗っていたという。

《石田真一》

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