ホンダは22日、ロシアに現地法人「ホンダ・モーター・ルス」(モスクワ市)を設立したと発表した。新会社の社長には日本自動車工業会(自工会)の東京モーターショー担当理事である加藤和彦氏が、来月に自工会理事を退任したうえで就任する。
ホンダは今年、ロシアで4800台(前年比34%増)の4輪車販売を計画しており、市場の拡大に対処して現地法人を設立した。社長に就任予定の加藤氏は、2002年に宗国旨英会長の自工会会長就任と同時に、ホンダから常勤理事として派遣されていた。
宗国会長のもとで、自工会の初主催となった昨年秋の東京モーターショー(乗用車ショー)を刷新、来場者の減少傾向にも歯止めをかけた。