フォード・ジャパン・リミテッドは、欧州フォードが開発したモデルを主力車種とする方針を明らかにした。アメリカ車が国内で人気が無いのに比べて、VW(フォルクスワーゲン)やメルセデスベンツなど欧州車は評価が高いのに着目、方針を転換する。
フォード・ジャパンではこれまで、アメリカメーカーとしてアピールしてきたものの、販売は低迷したままだ。今年5月に欧州フォードが開発した『フィエスタ』を投入するのを機に、欧州フォード開発車の販売に重点を移す方針だ。
国内の輸入車市場では、VWやベンツ、BMWのほか、プジョー、ボルボなどが高い人気を示しており、GMやフォード、クライスラーの販売は低迷している。このため、欧州フォード開発車を主力車種として売り込み、販売増を目指す。