定員オーバーの軽自動車、バランス崩して激突繰り返す

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18日未明、京都府京田辺市内で7人が乗った軽ワゴン車が道路脇の側壁や中央分離帯に激突を繰り返し、20歳の女性が車外に放出された際に全身を強く打って死亡。他の6人も重軽傷を負った。

警察では定員オーバーのクルマを飲酒運転したことが事故の原因とみて、生存した6人の回復を待って事情を聞くとしている。

京都府警・田辺署の調べによると、事故が起きたのは18日の午前1時ごろだという。京田辺市薪水取付近の市道を走行していた19歳の少年が運転する軽ワゴン車が道路脇の側壁に接触。これに驚いて急ハンドルを切ったために中央分離帯へも激突するなど、数度の衝突を繰り返した。

この事故で20歳の女性が車外に放出され、全身を強く打って間もなく死亡。1人が重傷、5人が軽傷を負った。クルマは定員4人で、4人はシートに座っていたが、死亡した女性を含む3人は荷室部分に乗車していたとみられる。

警察ではクルマを運転していた少年を業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

7人はいずれも同じ店に勤めるアルバイト仲間で、死亡した女性がアルバイトを辞めることになったため、市内の居酒屋で送別会を開き、その場で運転していた少年も飲酒したという。その後、市内にある別のカラオケ店に向かう途中、事故を起こしたものとみられている。

事故現場は直線の上り坂で、定員オーバーなどが原因でクルマの挙動が乱れ、修正動作を行うとしていたうちに最初の接触が起きたらしい。

《石田真一》

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