富山県警が暴走族解体へ---メンバーには小学生も

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富山県警は11日、今年8月から12月までの間。小杉町内の国道8号線などを中心に集団暴走を行ったとして、小杉町や富山市を活動拠点とする暴走族5グループ、合計39人を道路交通法違反(無免許運転、共同危険行為など)で逮捕・補導した。

この中には最年少メンバーとして補導された12歳の少年(小学校6年生)も含まれている。

富山県警・小杉署の調べによると、今回摘発された5グループは今年8月2日の夜、同町内で行われた夏祭りの後にマフラーなどを改造して著しい騒音を出せるように改造したバイクで暴走を開始。約1時間に渡って小杉町や富山市内の国道8号線を中心に暴走し、付近の交通に混乱を生じさせた疑いがもたれている。

警察ではこの暴走に参加したことが特定されたメンバー4人を9月上旬に道交法違反容疑で逮捕したが、その後の調べによって別の22人が暴走に参加していたことがわかった。

この中には夏休み期間中に大阪から訪れ、暴走に参加に参加していた中学生がいることも判明。さらに調べを進めたところ、暴走を行ったグループの現役メンバーに12歳の小学生男児がいることも発覚した。

警察では小学生のメンバーが実際に400ccの改造バイクを乗り回していることも確認。普段から暴走族メンバーと行動を共にしていることもわかったため、今回の摘発の際には同容疑での検挙対象に含めたという。

結果として11日までに5グループ39人を摘発し、このうちの10人についてはすでに書類送検も済ませている。警察ではそれぞれのグループのリーダーに解散届を提出することを命じており、グループは12月までに壊滅したと説明している。

《石田真一》

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