トヨタ自動車系の部品メーカーの豊田合成が名古屋国税局の税務調査を受けて、2002年3月期までの2年間で約2億5000万円の所得隠しを行っていたと指摘されたことが明らかになった。
国税局から指摘を受けたのはタイなどの一部の海外子会社から受け取る開発費を意図的に少なく見せかけ、業績不振の子会社に利益を移したとしている。
また、国税局は保有株式の評価損約15億円についても経費と認めず、申告漏れの総額は約18億円になる。国税局は重加算税を含めて約6億円を追徴課税した模様で、豊田合成はすでに、納税をすませた。
ここ最近、トヨタ自動車やトヨタ系部品メーカーの所得隠しが相次いで発覚している。