トヨタ自動車系の部品メーカー、豊田自動織機の社員が内部情報を入手してインサイダー取引を行った疑いが持たれ、証券取引等監視委員会が証券取引法(インサイダー取引)違反で調査していることが明らかになった。
豊田自動織機はトヨタ自動車の源流企業。インサイダー取引の疑いが持たれている社員は昨年4月、豊田自動織機がアイチコーポの資本提携を発表する前に、豊田自動織機の法務部社員から内部情報を入手してアイチコーポ株を不正に取得したと見られる。
アイチコーポ株は、提携発表直前に出来高が急増、提携発表の翌日、株価の値上がり率が26%となり、ストップ高をつけた。このため、証券取引等監視委員会が不自然な動きに注目していた模様だ。