V型8気筒、排気量4.3リットルという大きなエンジンを搭載するSUV、『LF-X』。SUVが大流行中の北米では、インフィニティ(日産)の『FX45』、アキュラ(ホンダ)『MDX』など、ライバルメーカー製の高級大型SUVが大ヒットしている。そこで、レクサス(トヨタ)からも高級大型SUVジャンルへの殴り込みという、わかりやすいモデルといえる。
スポーティイメージを適度に散りばめたエクステリアで、「洗練されたワイルド感」を演出しているのはライバル同様。
LF-Xでは、ドライブbyワイヤを用いたステアリングホイールを採用し、インテリアは近未来イメージ。列目と2列目にはバケットタイプのシートを、3列目はラゲッジスペースに折りたたむことができる補助シートを採用している。
いかにもショーモデル的なフロントマスクやインテリアを持つLF-Xだが、細部を見ると完成度は高そうだ。状況を考えると、LF-Xというのは仮の姿であり、市販モデルをショー用にモデファイした姿と想像できる。
ズバリ、基本フォルムはそのままにフロントマスクやインテリアなどを現実的にリファインした“公道仕様”の『LF-X』が、北米大陸を走る日も遠くはないだろう。