香川県の暴走族追放条例初適用---コンビニ駐車場で大暴れ

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香川県警は19日、今月1日に施行した香川県暴走族追放条例を初適用し、コンビニエンスストア駐車場で空ぶかしを行っていた暴走族メンバーの16歳少年を逮捕したことを明らかにした。条例では公道以外の場所での暴走行為をカバーしているが、今回は空ぶかし=示威行為と判断されたようだ。

香川県警・高松南署の調べによると、この少年は11日の午後7時ごろから高松市出作町のコンビニエンスストア駐車場に居座り、乗ってきたバイクを空ぶかしするなどの迷惑行為を行った疑いが持たれている。

この少年を含む暴走族メンバーは昨年12月ごろから、今回の現場となったコンビニ駐車場に集まり始め、駐車場内でエンジンの空ぶかしを行ったり、バイクを乗り回すなどの迷惑行為を続けていた。

このため、同店の店長や地域住民から「迷惑している」などの苦情が多数寄せられたため、警察では捜査車両を現場付近に派遣。ビデオカメラで示威行為の一部始終を撮影するなどしてきた。今回は16歳少年の容疑が固まったとして県暴走族追放条例違反(迷惑行為)と道路交通法違反(無免許運転)を適用して逮捕した。

県暴走族追放条例の適用は6月1日の施行以来、今回が初めてとなる。県警では「積極的に適用し、暴走族の撲滅を目指したい」とコメントしている。

《石田真一》

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