GM(ゼネラルモーターズ)の子会社GM大宇は、水素燃料電池とドライブ・バイ・ワイヤー技術を組み合わせた世界初の燃料電池車『ハイワイヤー』をソウルモーターショーに出展したと発表した。
ハイワイヤーはスケートボード型のシャシーによって燃料電池スタックや車載型水素貯蔵システムを搭載したコンセプトカーで、ボードの上に多種多彩なボディを装着することで、極めて短い開発サイクルで多種多様な車両の設計が可能になる。しかもハイ・ワイヤーの電気システムであるドッキングポートは全ての制御、パワー、ヒーティング・システムを迅速かつ簡単につなぐことが可能だ。このため、従来の設計要件にとらわれずボディをデザインすることが可能だ。
燃料電池スタックは94kwの電力を発生する。前輪を駆動させる電気モーターが前輪の間に横向きに装着されている。
ハイ・ワイヤーは今年のデトロイトモーターショーで発表された『オートノミー』と技術的に同種のモデルで、今回ソウルモーターショーに出展、世界中にアピールしている。