【パナソニック『youナビ』】信頼性は? ハードディスクをあえて縦置き

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パナソニック『CN-HDX300』は、モニターの後方にデータを収めたハードディスクを縦置きして収納している。通常のモニターよりも少し厚い程度となる46.5mmという奥行きを実現するための困難な配置なのだが、様々な対策を施しているようだ。

カーナビやノートパソコンに使用する2.5インチサイズのハードディスクは「横置きで使う」ことを前提に作られている。データを記録・保持するプラッタという板が高速で回転することによって生み出される風圧(気圧差)と、引力によってヘッドをプラッタに押し付け、リード/ライトを繰り返しているのだ。縦置きするとこのバランスが崩れ、記録に悪影響を与えると言われているのだが…。

「独自のファームウェアを採用し、ディスク制御を最適化しました。だから縦置きでも問題なく使えます」とは中屋聡・主任技師。本来は20GB容量のハードディスクを16GB容量として使用し、プラッタに記録するデータの密度を大きくすることで冗長性を確保。それをもってディスクの最適化としている…らしい。さらにパナソニック独自のディスク制御プログラムを組み合わせ、一定の信頼性を確保しているようだ。

気になる振動や熱の対策もしっかりと行っている。ハードディスクを弾力性のあるゲルで包み込み、クルマが走ることで生じる衝撃と、ハードディスクが動作することで生じる振動を完全に吸収する。また、ディスク収納部には放熱性の高いアルミダイキャストを採用。性能の高い冷却ファンを組み合わせることで、真夏の使用にも充分耐えうるとしている。

《石田真一》

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