スバル富士重工業は28日、4月1日付けでアルファロメオ出身のデザイナー、アンドレアス・ザパティナス氏をチーフデザイナーに起用すると発表した。欧州人シニアデザイナーを同社が採用するのは現・三菱デザイン部長のオリビエ・ブーレイ氏(先代レガシィを担当)についで2度目。
ザパティナス氏はアメリカ・カリフォルニア州でデザインを学んだ後、ピニンファリーナ、フィアット、BMWで活躍し1998年にアルファロメオのデザインセンターであるチェントロスティーレのディレクターに就任した。フィアット時代には『バルケッタ』のデザインを担当した。
富士重は海外での販売拡大のため、国際的にも通用する個性的なデザインを今後の新型車に導入しようとしている。現在デザインスタッフは日本人だけだが、欧州人デザイナーの起用によりスバル車の個性を踏襲しながら新たなテイストをふきこむ。