大阪府警は8日、無許可でレンタカー事業を行っていたとして、大阪の輸入車販売業、アート商事の社長を道路運送法違反の疑いで逮捕したことを明らかにした。
この会社はフェラーリやポルシェなどをレンタルする会社として有名な会社で、自動車雑誌にも広告を出していた。会員制のシステムを採用しており、ゴールド会員は10万円、プラチナ会員は50万円という高額の会費を徴収していた。貸し出していたクルマには、フェラーリ『F50』や、ランボルギーニ『ディアブロ』など、入手することが難しい車種も含まれているため、かなりの人気があり、テレビ局なども番組制作のために借りていたという。
摘発後、閉鎖状態となった同社のWebサイトでは、「アートコレクションは会員制レンタルシステムなので“わ”ナンバーではありません」と明記されているが、あまりに堂々と広告を出していたりしたため、これが違法であるとは気がつかなかったようだ。