三菱自動車工業がリコール隠し、クレーム情報を秘匿していた問題で、三菱自動車は運輸大臣に追加のリコール8件(対象台数8万8000台)、改善対策1件(同9000台)、サービスキャンペーン2件(同10万8000台)を届け出るとともに、一連の事件についての調査結果を発表した。
今回の発表では、新たにリコール対象となった車種で、リコール案件を起因とする人身事故が発生していたことが発覚するなど、ユーザーの危険を与えるケースが現実に起こっていた。また調査結果では、クレーム情報隠しが長年にわたって組織的に行われてきたことも明らかになった。
今回、届け出たリコールは8件だが、これ以外にも『パジェロ・ジュニア』などの乗用車1件、トラック・バス2件、合計3件についても近く原因究明を経てリコールを届け出る予定だ。