宇宙航空研究開発機構(JAXA)の木村智樹研究員が率いる研究チームは、惑星分光観測衛星「ひさき」を使った木星の長時間連続観測で、オーロラの突発的増光(オーロラ爆発)を捉え、この現象が木星自身の高速自転によって引き起こされることを世界で初めて示した。
電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車は3月27日、ロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」の帰国報告会を日本科学未来館で実施した。
東京大学などの研究チームは、土星の衛星に生命の生息が可能な環境を発見したとの研究成果を発表した。
理化学研究所(理研)放射光科学総合研究センター 放射光イメージング利用システム開発ユニットの、武井大基礎科学特別研究員を中心とする共同研究グループは、新星爆発の衝撃波によって加熱された高温プラズマが、宇宙で拡散する様子を初めて観測したと発表した。
国立天文台、ニューヨーク州立大学、都留文科大学の研究者で構成する研究チームは、すばる望遠鏡でラブジョイ彗星(C/2013R1)を詳しく観測した結果、イオンの尾の構造が20分ほどの間に大きく変化していたことを発見した。
アメリカ航空宇宙局(NASA)は3月6日、小惑星探査機ドーンが同日7時39分(米東部標準時)、準惑星ケレスの周回軌道に乗ったと発表した。ケレスの軌道に乗った探査機はドーンが初めて。
国立天文台の加藤恒彦専門研究職員らの研究グループは、スーパーコンピューター「京」を活用したシミュレーションで、超新星残骸衝撃波をはじめとする様々な天体衝撃波で高エネルギーの電子を効率よく生成することができるメカニズムを明らかにした。
国立天文台の高野秀路氏と名古屋大学の中島拓氏を中心とする研究グループは、アルマ望遠鏡を使って渦巻銀河M77を観測し、中心部に存在する巨大ブラックホールのまわりに有機分子が集中して存在することを初めて明らかにした。