軽自動車新車販売、ダイハツは8割減、トヨタとスバルも大幅減 2024年2月

・ダイハツが83.9%減で販売台数激減

・スズキが軽自動車販売でトップに

・軽自動車全体の販売も減少傾向

ダイハツ・タント
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全国軽自動車協会連合会は3月1日、2024年2月の軽自動車新車販売台数(速報)を発表。ダイハツは前年同月比83.9%減の大幅な減少となった。

ダイハツは、新型車開発の認証試験で不正があったことから、昨年12月20日からすべてのダイハツ開発車種の生産・出荷を停止。2月より一部車種の生産・出荷を再開したが、その影響は大きく、62.2%減となった1月に続き、2月の販売台数も大幅な減少となった。

2023年12月までメーカー別販売台数で5か月連続トップだったダイハツだが、順位もダウンとなった。1月にはスズキ、ホンダに抜かれ、3位転落。2月は日産にも抜かれて4位となった。

また、ダイハツからOEM供給を受けるトヨタも同80.5%減の488台、スバルも同88.8%減の175台と大幅な減少となっている。

こうした中、ブランド別トップはスズキで同14.7%増の5万3057台。2位ホンダは同15.5%減の2万3982台。3位の日産は同6.9%増の2万0068台だった。

2024年2月 軽自動車新車販売台数ブランド別ランキング

1位:スズキ 5万3058台(14.7%増・2か月連続増)
2位:ホンダ 2万3982台(15.5%減・2か月連続減)
3位:日産 2万0068台(6.9%増・3か月ぶり増)
4位:ダイハツ 9399台(81.6%減・5か月連続減)
5位:三菱 7360台(64.6%増・10か月連続増)
6位:マツダ 3510台(10.4%増・2か月連続増)
7位:トヨタ 488台(80.5%減・2か月連続減)
8位:スバル 175台(88.8%減・9か月連続減)

※()内は前年同月比

なお、軽自動車全体の販売台数は同24.8%減の11万8047台で3か月連続のマイナスとなった。車種別では乗用車が同19.8%減の9万5851台で3か月連続のマイナス、貨物車は同40.5%減の2万2196台で9か月連続のマイナスとなった。貨物車の内訳は、ボンネットバンが同21.4%減の3463台で7か月連続のマイナス。キャブオーバーバンは同45.3%減の1万0408台、トラックは同40.1%減の8325台、ともに5か月連続のマイナスとなった。

《纐纈敏也@DAYS》

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