<新連載>[カーオーディオ 逸品探究]ケーニグセグ レゲーラ にオプション採用、BEWITH『Confidence ZEN』に注目!

BEWITH・Confidence ZEN
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カーオーディオ愛好家から羨望の眼差しを向けられている名機から人気のスタンダードモデルまで、“逸品”の1つ1つの魅力を掘り下げようと試みている当新連載。今回は鳴り物入りで登場した話題の国産ハイエンドスピーカー、『Confidence ZEN』(コンフィデンス・ゼン)をフィーチャーする。

◆実力スピーカー『Confidence』が、21年振りにフルモデルチェンジ!

久々に、超大物カーオーディオユニットが新登場した。それは、「BEWITH(ビーウィズ)」の次世代フラッグシップスピーカー、Confidence ZENだ。

なお当機は、ケーニグセグレゲーラ』の国内向けオプショナルスピーカーセットに選定された。そして当機が装着されたケーニグセグ・レゲーラの実車が、10月28日から開催される「ジャパンモビリティショー2023」のビーウィズ・ブースにて展示される。

さて、Confidence ZENがどのようなスピーカーなのかを説明していこう。なお国産ハイエンドカーオーディオブランドのビーウィズは、当機の先代モデル『Confidence』を2002年に発表し、その社史をスタートさせている。つまりConfidenceは同社のシンボルでありアイデンティティでもある記念碑的なスピーカーだ。初登場以来、多くのカーオーディオ愛好家に選ばれてきた。

そんな名スピーカーが、満を持して21年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。

ちなみに先代のConfidenceには、世間をあっと驚かせたスペシャル技術が投入されていた。その技術の名は、「PPC(Polar Pattern Control)スピーカー技術」だ。

新しいConfidence ZENでは、同技術も踏襲されている。そしてその上で新技術も多々投入され、結果、まったく新しいスピーカーとして生まれ変わった。

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◆ラインナップは、1つのコンプリートキットと3つの単体ユニットにて構成!

では、ラインナップを紹介しよう。当シリーズは、コンプリート3ウェイシステムである『Confidence ZEN Ensemble(アンサンブル)』(税抜価格:300万円)と、セットされている各スピーカーの単体、これら計4アイテムにて構成される。

単体スピーカーの顔ぶれは以下のとおりだ。5cmワイドレンジツイーター『ZEN 50PPC』(税抜価格:50万円、ペア)、13cmミッドウーファー『ZEN 130』(税抜価格:100万円、ペア)、18cmサブウーファー『ZEN 180』(税抜価格:80万円、1本)、以上だ。

なおConfidence ZENでは、ビーウィズが考え得る最高の素材のみが選び抜かれて採用され、それらが持つ本来の力を“然”(あるがまま)に引き出すべく、音響的理想を貫いた正攻法の設計によりに仕上げられている。

同一素材によるオールコーン3ウェイシステムという特徴的な構成は従来モデルから引き継がれつつも、その上で現代のカーオーディオシーンで常識となったDSPにてマルチ制御されることを前提として作られている。結果、基本設計から使用素材に至るすべてが再定義され、完成されている。

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◆ミッドとサブは敢えての丸形とし、低音域の再生限界が飛躍的に向上!

では、Confidence ZENに注入されている技術の詳細を紹介していこう。まず5cmワイドレンジツイーターでは、PPCテクノロジー搭載の偏芯コーンが採用されている。当機が担当する帯域では指向性の制御が大きな意味を持つからだ。一方、ミッドウーファーとサブウーファーは敢えて偏芯のない丸形とし、磁気回路のキャパシティが最大限確保され低音域の再生限界の拡大が飛躍的になされているという。

振動板も新開発されている。世界一強い繊維として知られる日本生まれのハイテク繊維「ZYLON」と、高級スピーカー用として豊富な実績のある音響専用カーボン繊維とを組み合わせて、“音のゴールデンバランス”が目指されている。

また「SSS(Solid/Stable/Silent)フレーム」と名付けられた新フレームは、黄銅の無垢材からひとつずつ削り出して製作される。結果、あらゆる音量域において圧倒的なエネルギー感、驚くほどに深いS/N感を生み出すことに大きく寄与する。

なお、部材類の製作から最終組み立てに至るまでの全工程が完全なるハンドメイドにて行われる。そしてその上で入念なマッチングが図られ出荷されることとなるので、購入は予約制となっている。現在は、国内市場向け第2期予約の受付中だ。この分の出荷は、本年の12月下旬より順次行われるとのことだ。

その音質性能の高さはすでに、各所で話題となっている。当シリーズのモデルもおいそれと手にできるものではないが、その音を聴く機会に恵まれたなら、チャンスを逃すことのなきように。そして冒頭でも触れたとおり、これが搭載されたケーニグセグ・レゲーラをジャパンモビリティショー2023のビーウィズ・ブースにて目にできる。会場を訪れたなら、ぜひともチェックを。

《太田祥三》

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