【鈴鹿8耐】楽しいピットウォークが帰ってきた!6年ぶりのトップ10トライアルも開催

鈴鹿8耐 ピットウォーク
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8月4日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿8耐」が開幕。5日に開催された2回のピットウォークでは多くの観客が足を運び、ナイトピットウォークでは昼間とコスチュームを変えたりするなど、観客を飽きさせない楽しみがあるのも魅力だ。

新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いてきたこともあり、前大会よりも明らかに人の数は多くなっている。選手たちもファンサービスに熱が入っており、サイン会やフォトセッションも開催された。今まで通りのピットウォーク風景が鈴鹿8耐に戻ってきたのは観客にとっても嬉しいだろう。

2023 FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」として開催される今回の鈴鹿8耐。近年は開催中止や計時予選への変更などで開催されていたなかったトップ10トライアルが、6年ぶりに開催となった。

前評判通り、ホンダ陣営のワークスチーム#33 Team HRC with Japan Post(長島哲太/高橋巧/チャビ・ビエルゲ)がトップ10トライアルで見事な走りを披露。#7 YART Yamaha Official EWC TEAM(ニッコロ・カネパ/マーヴィン・フリッツ/カレル・ハニカ)とのアタック合戦に。

最終的に2回目にアタックした#33長島哲太が2分5秒329を記録。前回の鈴鹿8耐につづく2年連続ポールポジションからのスタートを決めた。

一方YARTは1回目のアタック時点では暫定ポールを獲得。先にアタックしてトップタイムを記録した長島哲太の後、#7マーヴィン・フリッツが渾身の走りでラストアタックに挑む。しかし記録更新には一歩届かず2番手からのスタート。週末は速さを見せているYARTの走りが、HRCとどんな戦いを見せてくれるのか注目だ。

3番手以降は#104 TOHO Racing、#73 SDG Honda、#12 Yoshimura、#17 Astemo 、#76 AutoRace Ube、#71 SAKURAI Honda、#95 S-PLUSE、#1 TSRと続いた。地元となるHonda陣営も多くのチームが上位を占めている。

鈴鹿8耐のもう1つの注目ポイントが「世界耐久選手権EWC)」のタイトル争いだ。現在ランキングのトップに位置づける#7、一方で昨年の王者#1 F.C.C. TSR Honda France(マイク・ディ・メリオ/アラン・テシェ/タラン・マッケンジー)が1ポイント差で2位につけている状況。

チャンピオンシップも残すところ後2戦となるので、ポイント差を考慮しても鈴鹿8耐は絶対に落とせないラウンドになる。さらに最終戦のボルドールでは、EWCのルール通り獲得できる基本ポイントが1.5倍。仮に鈴鹿8耐で前でフィニッシュしても逆転の可能性も想定されるので、お互いに少しでも多く差をつけておきたいところだ。

そんな中トップ10トライアルでアクシデントが発生。#1の2回目のアタックでタラン・マッケンジーが転倒してしまい、決勝は10番手からのスタートとなる。ただしタランは途中まで区間最速タイムを記録している最中の転倒だったので、例年の戦いぶりをみてもTSRに十分な速さはあるのではないかと推測される。

近年では“8時間のスプリントレース”と呼ばれるほど過酷な鈴鹿8耐。いかに強いレースペースをつくってマシンをゴールまで運べるのかが勝負の分かれ道になるだろう。

決勝レースは8月5日の11時30分にスタート、8時間後の19時30分にゴールが予定されている。決勝日の天気は、雨がちらつく予報も出ている。鈴鹿8耐の雨はいつもドラマを演出するので、その戦いから目を離さずに注目してほしい。

《後藤竜甫》

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