双日は、ターコイズ水素の製造技術を開発するハイカマイトTCDテクノロジーズに出資した。
ハイカマイトは2020年に創業したフィンランドのスタートアップ企業で、天然ガスやバイオガスなどの主成分であるメタンを熱分解し、水素と固体炭素を製造する技術を持つ。この製法で製造された水素は「ターコイズ水素」と呼ばれ、製造時に二酸化炭素(CO2)を発生しないことから、次世代水素として注目されている。
ハイカマイトは独自開発した触媒技術によって低いエネルギー消費量で水素を製造することが可能で、カーボンナノチューブなど付加価値の高い固体炭素製品を併産できる。