ヤンマー、小型船舶向け水素エンジン開発へ

パイロット着火式6気筒水素エンジンのCGイメージ
  • パイロット着火式6気筒水素エンジンのCGイメージ
  • 水素燃料エンジン対応電気推進船イメージ

ヤンマーパワーテクノロジー(YPT)は6月30日、燃焼時にCO2を排出しない水素を燃料とした内航船舶用の「水素専焼4ストローク高速発電エンジン」の開発を開始すると発表した。

本事業は日本財団の「ゼロエミッション船の実証実験にかかる技術開発助成プログラム」にて行うもの。水素エンジンは、小型船舶向けの推進エンジン(主機関)としての用途も視野に入れて開発する。

また、水素エンジンの開発と同時に、水素エンジン発電機とバッテリーの組み合わせによる「水素エンジン対応のハイブリッド電気推進船」も開発する。これは水素燃料エンジンと水素燃料供給システムを、コンテナユニット型の水素発電装置として上甲板部分に搭載できる新たな船舶。船舶の開発・建造は、上野グループの海運会社である上野トランステックが担当する。


《纐纈敏也@DAYS》

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