日本列島に飛来する黄砂、自動車の運転や洗車時は要注意[新聞ウォッチ]

中国・北京での黄砂(4月11日)
  • 中国・北京での黄砂(4月11日)
  • トヨタ・クラウン(セダン)プロトタイプ
  • JR西日本:水素利活用計画のイメージ

もはや社会問題とされている「花粉対策」がようやく一段落しつつある中、こんどは日本列島でも日本海側を中心に広範囲で黄砂が観測され、きょう(4月13日)も太平洋側を含めて全国的に飛来が続くとみられおり、その対策にも気を配らなくてはならないようだ。

きょうの各紙にも社会面で「黄沙列島広範囲で観測、視界悪化など注意呼びかけ」や「黄沙かすむ列島」などと、黄砂でかすむ街並みの写真とともに取り上げているが、中でも視界不良となる地域では、クルマの運転や飛行機の離着陸など、交通機関に影響を及ぼす恐れがあるという。

気象庁によると、4月12日には北海道から東北、九州まで広い範囲で黄砂の飛来が確認され、関東甲信と沖縄を除く30道府県で観測されたという。見通しがきく距離は松江市で5km、京都市や北海道室蘭市などで7km、名古屋市や青森市などで8kmに下がったそうだ。13日にかけても関東や東海など太平洋側にも影響するものと予想している。

黄砂は中国内陸部にあるタクラマカン砂漠やゴビ砂漠、黄土高原といった乾燥地域から風に巻き上げられた砂が偏西風に乗り、他の国や地域にまで届く現象。飛来すると洗濯物やクルマが汚れたり、見通しが悪くなって交通に影響が出たりするほか、空気中の花粉と接触して破裂させ、より微細なアレルゲンとなる“粉砕花粉”の原因の1つになるとも伝えている。

とくに、マイカーなどクルマを洗う時には要注意で、フロントガラスやボディに付着した黄砂を取り除くには、いきなり乾いたタオルなどで拭くと傷がつく恐れがあり、たっぷりの水で洗い流すことがコツという。

2023年4月13日付

新型クラウンに水素燃料電池車、セダン、今秋ごろ発売(読売・8面)

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《福田俊之》

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