アンシス・ジャパン、次世代車両開発むけシミュレーション技術をプッシュ…人とくるまのテクノロジー2019

アンシス・ジャパン(人とくるまのテクノロジー2019)
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アンシス・ジャパンは、自動運転、電動化、次世代自動車の開発に要るシミュレーション技術とソリューションを提案。自動運転の走行シナリオを検証するための仮想開発環境はじめとした、同社のテクノロジーを体感できるヘッドマウントディスプレイ体験コーナーも展開した。

同社の光学解析分野にあるドライビングシミュレータ「VRエクスペリエンス」は、インテリジェントヘッドランプユニット、センサー、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)などの先進運転支援システム(ADAS)を最適化し、物理的な妥当性確認にかかる時間とコストを節約できるという。

同シミュレータのような対話型リアルタイムドライビングシミュレータは、ほぼ現実の環境条件下で走る状況を仮想的にテストできる点がアドバンテージ。「開発の早い段階でデジタル試験走路を走らせ、開発の時間やコストを短縮できる」と来場者に伝えていた。

また同社の2次元・3次元電磁界解析ソフトウェア「マクスウェル」は、電気モータ、アクチュエータ、センサー、変圧器などの電気機械機器の設計・解析に使う電磁界シミュレーションソフトエウェア。

同ソフトでは、電気機械系コンポーネントの駆動回路と制御システム設計に対し、非線形性や過渡的運動などを正確に解析できる。また、マクスウェルに搭載された電磁界計算モジュールを使い、集積回路とシステムシミュレーションにシームレスにリンクすることで、「ハードウェアのプロトタイプを構築する手前で、電気機械系システムの性能を把握できる」と担当者は話していた。

さらに同社ブースでは、モデルベース、機能安全、パワーエレクトロニクス、モータ、電源、EMC、EMI、バッテリ、熱対策、ワイヤレス給電、レーダ、LiDar、カメラ、光学、音響、デジタルツインといった各アプリケーションの最新事例なども紹介していた。

《レスポンス編集部》

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