ガレージというと、もちろん愛車の保管には最適なスペースだが、ここを活用して趣味や様々なアクティビティの拠点にする動きも最近で増えているようだ。
賃貸ガレージハウスを手掛けるガレントコーポレーションでは、ガレージスペースにゴルフシミュレーターを設置し、プライベートなゴルフレッスンスペースとしての価値も提案し、注目を集めている。
同社が展開する物件は通常約2台分のガレージスペースがあり、屋外にも1~2台分の駐車スペースがあり、その上に居住スペースを備えている。このガレージスペースはシャッターを閉めることで生まれるプライベート空間をクルマ以外にも使えないかということで、その一例としてゴルフのプライベートレッスンスペースとして利用するアイデアが出てきたそうだ。
「もちろん、クルマが好きな方でゴルファーは多いですし、その逆もしかり。多くの方にガレージハウスの魅力を知っていただきたいと思っております。そんな中でゴルフ好きの方の要望として、こうしたプライベートなスペースで練習したいという方は少なくないことがわかりました」とガレントでは話す。
先頃行われた内覧会では、完成間もない物件に、その正確さと、導入による効果でゴルファーから支持されているシミュレーションシステム「トラックマン4」を設置。シミュレーターの体験会も行われた。
技術向上には、単純に数をこなして練習するばかりではだめで、癖や不足分を如実に顕在化させ、モニターし、補正していくことが重要だ。精度の高いトラックマン4は技術の上達に不可欠な要素がふんだんに盛り込まれている。そんなトラックマン4の実力にも来場者は驚きの声を上げていたが、それにも増して、住宅街の中の物件であっても、シャッターを閉めることで、集中してレッスンができて、騒音等で近隣への迷惑をかけることもないという「ゴルフシミュレーターとのマッチングの良さ」に驚いていた。
これまでに、ライダー向けの物件なども手掛け、既存の入居者の中には、ウィンタースポーツやマリンレジャーを楽しむためのベースとして賃貸ガレージを利用するようなケースもあり「単にクルマをしまっておくだけではないガレージの魅力をもっと多くの方に知ってほしい」とガレントでは話す。
もちろん、シミュレーターを入れていてもクルマをしまっておくことも可能。今後はこのシミュレーターが設置可能物件、ますます増やしていく計画だという。