ボッシュ、二輪車向けの先進運転支援システム発表…EICMA 2018

ボッシュの二輪車向け先進運転支援システム
  • ボッシュの二輪車向け先進運転支援システム
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  • ボッシュ(EICMA 2018) (c) Getty Images
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ボッシュは(Bosch)は11月6日、イタリアで開幕した「ミラノモーターサイクルショー(EICMA)2018」において、二輪車向けの先進運転支援システム(ADAS)を発表した。

二輪車向けの先進運転支援システムのひとつが、「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)。交通量の多い道路を走行しながら前走車との距離を正確に保つのはかなりの集中力を要し、それが長時間にわたると疲労を招くもの。ACCは交通の流れに合わせて車速を調整し、前走車との安全な距離を維持できるため、前走車との距離が不充分だったために発生する追突を効果的に防ぐことができる。ACCを装備することで、ライダーは利便性の向上を感じるだけでなく、渋滞の中でも走行により集中できるようになるという。

「フォワード・コリジョン・ウォーニング」(衝突予知警報)も、二輪車向けの先進運転支援システムのひとつだ。道路交通では、集中力が一瞬でも途切れると、それが深刻な結果につながることもある。そこでボッシュは、追突事故のリスクを低減、または二次衝突の被害をできるだけ軽減する二輪車向けの衝突予知警報を開発した。このシステムは、車両が始動するとすぐに作動し、速度域全体でライダーをサポートする。他の車両が危険なほど接近し、ライダーがその状況に何も対処しないことを検知すると、聴覚的、または視覚的な信号を通じてライダーに警告する。

「ブラインド・スポット・ディテクション」(死角検知)は、車両の周囲をモニターし、ライダーが安全に車線を変更できるように支援する。その際に機能するのがレーダーセンサーだ。ライダーから見えづらい位置にある対象物を確認し、ライダーの死角に車両が来た際には、ミラーに視覚信号などを表示し警告する。

《森脇稔》

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