マツダは8月8日、人間中心の自動運転コンセプト「マツダ・コ・パイロット・コンセプト」に基づいて開発を進めている自動運転技術の実証実験を2020年に開始し、2025年までに標準装備化を目指すと発表した。
マツダ・コ・パイロット・コンセプトは、人間を中心に考えるマツダ独自の自動運転技術開発コンセプト。マツダによると、人間が心と身体を活性化させながら、生き生きと運転している一方で、車は人間と車両の動きをしっかりと把握し、仮想運転をしている状態を指すという。
そして、意識喪失などの不測の事態が起きた場合、車がオーバーライドして自動で外部に緊急連絡。同時に、安全な場所まで車両が自動運転を行い、自動的に停止。周辺を含めて、安全な状態を維持する。
すでにマツダは2017年度内に、日本国内で販売するほぼすべての新世代マツダ車に、先進安全技術の「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を標準装備すると発表。衝突被害軽減ブレーキ、AT誤発進抑制制御、ブラインド・スポット・モニタリング、リア・クロス・トラフィック・アラートなどの標準化を進めている。