幼稚園への送迎を祖母が失念、車内に5時間放置の男児死亡

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2日午後2時25分ごろ、宮城県仙台市泉区内で、民家敷地内に駐車されていた乗用車の後部座席で3歳の男児が意識を失っているのを男児の祖母が発見した。男児は収容先の病院で死亡。約5時間に渡って車内に放置されており、熱中症で死亡したとみられる。

宮城県警・泉署によると、現場は仙台市泉区加茂3丁目付近にある民家敷地内の駐車場。この家に住む67歳の女性から「3歳の孫がクルマの車内でぐったりとしている」との通報が消防に寄せられた。

3歳の男児は後部座席に設置されたチャイルドシートに着座した状態で意識を失っており、近くの病院へ収容されたがまもなく死亡が確認された。状況から熱中症によって死亡したものとみられる。

女性は同日の午前8時20分ごろ、同区内に住む長男夫婦から男児を預かり、そのまま幼稚園に連れて行くことになっていたが、この日はそれを失念して帰宅。午後2時すぎに外出しようとした際、後部座席に乗ったままの男児に気づいたという。

車内には約5時間に渡って放置されていたとみられ、警察では女性からさらに事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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