基本的にツイてなかったのは“未ピット組”。上位陣ではトップを走っていたエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)やポール発進だったシモン・パジェノー(#1 Team Penske/シボレー)らがここで大きくポジションを下げるかたちになった。
一方でラッキー(好判断)だったのは、4番手を走っていたジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)。彼はピットロードが一時閉鎖されるフルコースイエロー発令の寸前に、そこに滑りこむことができた。ひと足ちがえばカストロネベスらと同様のアンラッキーに見舞われていただろうと思われる状況のなか、ニューガーデンはトップ浮上を果たすこととなる。
佐藤琢磨のコメント 「今日のレース展開にはガッカリしています。スタートは良く、いくつかポジションを上げることができました。(1回目のピット時期に出たフルコース)イエローが終わりグリーンになった直後、ターン3の入り口でアウト側を走り、ターン4でスペンサー・ピゴット(#20 Ed Carpenter Racing/シボレー)のイン側に並びました。こちらには行き場が全くない状況だったのに彼が寄せて来たことで2台は絡み合い、自分のタイヤがパンクしてしまいました。追い上げてライバルたちをパスすることにもトライしましたが、その後のレースではイエローも出なかったため、それも叶いませんでしたね。マシンが本当に速かっただけに大変残念です。今日のレースペースでみれば、トップに近い速さがあったと思います。それだけに悔しいと感じています」