電気自動車を販売するテスラモーターズジャパンは6月3日、日本で6店舗目となる直営店を名古屋にオープンする。中京・東海エリアを含む中部日本への出店は初となり、これで東京、大阪、福岡に続く主要都市への直営店ネットワーク展開が完成する。
テスラは2010年の日本参入以来、上記直営店とオンラインによる販売をおこなってきたが、販売店舗のない名古屋でも順調な販売を続けてきたという。いっぽうで、これまで名古屋や周辺エリアの顧客は、試乗やサービスを受けるためには大阪の店舗を訪れるしかなかった。今回の出店で、これらの顧客の利便性が大幅に向上するほか、自動車に関心が高い名古屋の顧客にアピールできることでブランドの周知、販売台数の増加に期待する。
「テスラ名古屋」は、中心部の名古屋駅から約4km、名古屋高速2号東山線沿いに立地。周辺にはレクサスやポルシェなどのディーラーが立ち並び、高級住宅街も近く、高級車の販売激戦区となっている。道幅が広く、クルマでのアクセスも良いのもメリットだ。国内最大級の広いショールームには3台を展示するほか、『モデルS』2台、『モデルX』1台を試乗車として用意する。商談スペースも広くとり、子供用のスペースも用意した。
また、整備工場とは思えぬほど白く、綺麗な空間が特徴のサービスセンターも併設。万が一のトラブルや、メンテナンスに対応する。「このクリーンな空間は、電気自動車専門のテスラならでは」と店舗担当者は説明する。
さらに同担当者は、名古屋への出店について「満を持しての出店。まずは高級車を検討しているお客様の検討リストに、テスラを入れてもらいたい。試乗して頂ければ、その違い、良さをご理解頂けるはず。まずは気軽に店舗を訪れていただければ」と期待をこめる。
テスラは店舗オープンに先駆け、名古屋エリアの顧客の長距離ドライブをサポートするため、浜松、岐阜羽島に専用の無料充電ネットワーク「テスラスーパーチャージャーステーション」を開設。今後もさらに周辺地域への拡張を計画している。
協力:テスラモーターズジャパン