「ビトルボフェスタ2017」日本平ホテルで開催!!---マセラティの中興の祖

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「ビトルボフェスタ2017」日本平ホテルで開催!! 100台のトライデント(の矢)が集う、というモチーフのロゴは早川渡氏による。
  • 「ビトルボフェスタ2017」日本平ホテルで開催!! 100台のトライデント(の矢)が集う、というモチーフのロゴは早川渡氏による。
  • 日本平ホテルの庭園の桜並木の下を行くスパイダーザガート(ビトルボフェスタ2017)。
  • 印象は似通ったものも多いが、モデルごとの作り分けの丁寧さは今のクルマではなしえないもの(ビトルボフェスタ2017)。
  • 今年は桜が遅めで、見ごろのタイミングが合い、イベントに華を添えた(ビトルボフェスタ2017)。
  • 芝生の庭園への入場はモデルごとで。数回に分けて行われた(ビトルボフェスタ2017)。
  • ビトルボフェスタ2017
  • ビトルボフェスタ2017
  • 小さなエンスージアストも会場では散見。将来に期待が膨らむ(ビトルボフェスタ2017)。

2010年に開催された、ビトルボ・マセラティだけのイベントとして開催された「ビトルボフェスタ」が17日、静岡市の日本平ホテルでふたたび開催された。

2014年に100周年を迎え、『ギブリ』、『レバンテ』など新しいモデルも続々とリリースするマセラティ。『クアトロポルテ』の改良や、『グラントゥーリズモ』とその後継車種についてなど、ニュースからも目が離せない。

しかし、メーカーの100周年という歴史を紡ぐ上で、「ビトルボ」を無視して語ることはできない。つらい境遇を、生まれ故郷のイタリア・モデナの街とともにマセラティが耐えたモデルでもあり、日本でのマセラティの認知を格段に広めた功績も無視することはできない。

そんなマセラティの中興の祖、『ビトルボ』から『3200GT』までのモデルだけの祭典が、日本平ホテルで4月17日に開催された。

前回と同じ場所ながら、この間にリニューアルを果たした日本平ホテル。例年に比べ2週間ほど開花が遅かった静岡県地方の桜は、満開を過ぎて散り始めたタイミング。この地で再会を果たしたオーナー同士、交流を深めた。

またレセプションでは、マセラティクラブオブジャパンの越湖信一会長もあいさつに立ち「マセラティクラブオブジャパンを立ち上げたころは、5~6台集まるだけでも感動を覚えたマセラティ。が、今日ここには、ビトルボシリーズだけで相当な数が集まりました。マセラティの歴史の中でこのクルマの果たした意義は大きく、また年式的に今まさに正念場を迎えているビトルボ・マセラティの良さを少しでも多くの方に知っていただくよう、発信していきましょう」と話した。

今回実行委員を務めた白上氏は「2010年の開催から手放された方も多数いらっしゃると思いますので、20台も集まれば御の字という気持ちでおりました。しかし、ありがたいことにキャパシティを大きく上回るお申込み、参加表明をいただき、残念ながらお断りしなくてはならない状況まで発生しました。エンジンだけでつながるこうしたモデル展開をしたクルマは比較的珍しいのではないでしょうか。このクルマの魅力もさることながら、モデルごとの集まりであっても、オーナーの方のおおらかさ、人柄の良さもビトルボ、マセラティの特徴ではないでしょうか。こういうつながりをくれたという点でもビトルボのおかげと言えるかもしれません」ビトルボへの想いは熱い。

オーナー同士の昼食会の会場では「最近ではこのクルマの価値も再評価され始めている」という海外からのビデオメッセージも披露されたビトルボフェスタ2017。参加者は、富士山から清水港まで見渡せる風景の中に溶け込んでいる、愛車のビトルボを写真に収めていた。

《中込健太郎》

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