意外と熱い“空中のF1”、熱気球グランプリ…4月7日開幕

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熱気球ホンダグランプリ・渡良瀬バルーンレース(写真は2016年)
  • 熱気球ホンダグランプリ・渡良瀬バルーンレース(写真は2016年)
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年間5戦が行われる熱気球による熱き空のバトル、「2017 熱気球ホンダグランプリ」第1戦が4月7日(金)~9日(日)の日程で、栃木の渡良瀬遊水地で行われる。

シリーズタイトル7連覇、2017年1月現在世界ランキング2位の藤田雄大選手が搭乗するやずやバルーンチームの「お達者にゃん吉2号」、日本ランキング上位、片平史郎選手の「GPX」や上田諭選手の「キメラの翼」、バルーン女子、倉橋真理子選手の「プリズム号」、そしてモモンガの図柄をあしらった新造機「Hondaモモンゴー」を繰り出すチームホンダのパイロットは遠山貴久選手、等々、24機がエントリーする。

熱気球といえば一見、空をのんびりと浮かんでいるだけというイメージだが、空中では風の読み、飛行ルートの選定など、チーム間で壮絶な駆け引きが行われている。地上クルーと無線で連絡を取り合い、刻々と変わる自然環境に臨機応変に対応しながら高得点を狙っていく様子から、“空中のF1”と異名を取っている。競技の内容やストラテジーを知りたくなった場合、会場の熱気球運営機構のボランティアに質問すれば親切に答えてもらえるので、本部テントを訪れてみるのも一興だ。

渡良瀬バルーンレースの時期は菜の花や桜が咲き乱れる、まさしく春爛漫の雰囲気。期間中、会場では「藤岡桜まつり」が併催されるほか、週末の8、9日にはスカイスポーツで町おこしを目指している藤岡らしく、高高度からのスカイダイビングやパラグライダーなど多彩なデモンストレーションも行われる。8日夜には熱気球を並べてバーナーを焚きつつ、打ち上げ花火で空を彩る「バルーンイリュージョン」も行われる予定だ。

熱気球が空を舞うのは午前6時20分、午後15時の2回(最終日は午前のみ)。午前の部は朝早いが、空気が澄んでいることもあって、フォトジェニックという点では断然おすすめ。熱気球競技は任意の離陸地点から会場に飛んでくるタイプと、会場から一斉離陸するタイプがあるが、初日の朝は一斉離陸が行われることが多く、その点でも見モノだ。週末の行楽ドライブのネタとしてぜひおススメしたい。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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