電子商取引(Eコマース)の発展で深刻なドライバー不足に陥っているヤマト運輸は、4月24日から再配達受付の締め切り時刻を変更するとともに、6月中に宅急便の配達時間帯の指定枠を変更すると発表した。
宅配便市場は、Eコマースの拡大で物量が増加する一方で、労働人口の減少などにより労働需給が逼迫している。ドライバー不足とドライバーの長時間労働が問題となっている。今回、社員の法定休憩時間の適切な取得や、勤務終了から翌日の始業までの間に一定時間のインターバルを設ける制度の確立など、社員が働きやすい環境を構築するため、サービス内容を変更する。
4月24日から、現在20時(インターネットは19時40分)となっている当日再配達の依頼受付締め切り時刻を、19時(再配達自動受付とインターネットは18時40分)までとする。
また、6月から宅急便配達の時間帯指定の「12時から14時」、「20時から21時」を廃止し、「19時から21時」の時間帯指定を新設する。
同社では今後、宅急便の運賃も見直す方針。