中国のテックルールズ社は3月7日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2017において、新型スーパーカー『Ren』を初公開した。
テックルールズ社は、中国の北京に本社を置く自動車の研究開発を手がける新興企業。ジュネーブモーターショー2017で初公開されたRenは、同社の最初の市販モデルとなる。
Renのデザインは、ファブリッツィオ・ジウジアーロ氏とジョルジェット・ジウジアーロ氏が担当。航空宇宙に影響されたデザインが特徴で、戦闘機を思わせるキャノピーは、ドアと一体で後方に大きく開く。
パワートレインには、テックルールズ社が開発したTREV(タービン・リチャージング・エレクトリック・ビークル)システムを採用する。TREVは、タービンによって発電機を動かし、その電力でモーターを動かすシステム。
モーターはフロントに2個、リアに4個の合計6個で、最大出力は1305ps、最大トルクは795kgm。バッテリーの蓄電容量は25kWh。発電にはディーゼル燃料を使用し、最大1170kmを走行できる。0‐100km/h加速は2.5秒、最高速は320km/hと圧倒的な性能を備えている。