ホンダ八郷社長「ホンダ・スピリットを象徴する技術」…地図型ナビIEEEマイルストーン認定で

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ホンダ・エレクトロ・ジャイロケ―ター
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ホンダは3月2日、1981年に世界で初めて実用化した地図型自動車用ナビゲーションシステム『ホンダ・エレクトロ・ジャイロケ―ター』がIEEEマイルストーンに認定された発表した。

ホンダの八郷隆弘社長は同日、都内にある本社で開いたIEEEマイルストーン贈呈式で、アポロ計画がヒントになったという開発秘話を披露した上で、「ホンダ・スピリットを象徴するような技術」と述べた。

IEEEは電気、電子、情報、通信分野での世界最大の学会で、同分野で開発から25年以上が経過し、地域社会や産業の発展に貢献した技術をIEEEマイルストーンに認定している。

今回、IEEEマイルストーンに認定されたホンダ・エレクトロ・ジャイロケ―ターは、方向および距離センサーを用いた自立慣性航法技術をベースに、クルマの移動方向を検知するガスレートジャイロや走行距離センサー、マイクロコンピューターで自車の現在位置を計算し、ディスプレー上の道路地図に自車位置と経路を表示するシステム。

GPSな外部のインフラに頼ることなく自車位置を示すことができるのが特徴で、その後のGPSを使ったナビゲーションシステムの世界標準を築いたことが、IEEEマイルストーンに認められた。

八郷社長はエレクトロ・ジャイロケ―ターについて「GPSなどない時代に世界で初めて自分のクルマの位置を地図上に明示し、目的地に誘導することができた画期的な技術だった」と紹介。

開発にあたっては「開発者にある発想を与えたプロジェクトがあった。それは人類を始めて月に送ったアポロ計画。地球からなんと30万km離れた月面にピンポイントで到達させたプロジェクトで使われた技術が慣性航法装置。まさにホンダ・エレクトロ・ジャイロケ―ターの肝となる技術だった」と明かした。

その上で「地図やジャイロケ―ターというのは、今でも重要な技術になっている。それをずっとやり続けていることが、我々の技術の発展にもつながっている。そういうことにチャレンジするんだという気持ちが、やはり一番重要で、ホンダ・スピリットを象徴するような技術だと思っている」と評価した。

また贈呈式に臨席した来賓があいさつの中で「ホンダがさらにもうひとつマイルストーンを獲得することを期待したい」と呼びかけたことに対し、八郷社長は「是非もう一回獲ってみたい」と応じた上で、「ASIMOも長くやっているし、いろいろやっているので、いろんなところに可能性があると思っている」と自信を示した。
《小松哲也》

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