日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が3月1日に発表した2月の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年同月比7.4%増の48万4724台となった。
2016年11月から4か月連続のプラスであり、登録車がけん引して回復軌道に乗りつつある。このうち登録車は13.4%増の31万2035台と16年8月から7か月連続で増加した。2ケタ増は12月以来2か月ぶり。『C-HR』やハイブリッド車を投入した『ヴィッツ』などが好調なトヨタ自動車(レクサス含む)は28.2%増と大きく伸ばし、市場全体を引き上げた。
一方、軽自動車は2.0%減の17万2689台と、2か月連続でマイナスになった。メーカー別では軒並み前年割れとなるなかで『ワゴンR』を全面改良したスズキが10.5%増と伸びを2ケタに乗せた。ただし、首位はダイハツ工業が維持している。
登録車と軽自動車を合算したメーカー別ではトヨタが27.9%増の15万1411台と大幅な伸びを確保した。激戦となっている2位争いはホンダが3.3%減の6万6754台と、マイナスながら維持した。3位は新車効果が続く日産自動車(4.4増の6万5646台)で、4位はスズキ(10.3%増の6万2883台)が続いた。