道路横断の高齢女性、複数台のクルマにはねられて死亡

自動車 社会 社会

22日午後7時ごろ、三重県伊賀市内の国道422号で、徒歩で横断歩道を渡っていた84歳の女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。女性は別のクルマにもはねられて死亡。最初に衝突したクルマは混乱に乗じて逃走している。

三重県警・伊賀署によると、現場は伊賀市沖付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。84歳の女性は手押し車を使いながら徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた軽乗用車が衝突。路上に倒れこんだところ、別の乗用車にもはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打に伴う出血性ショックが原因でまもなく死亡。最初にはねた軽乗用車は事故後の混乱に乗じて現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。後にはねた乗用車の運転者からは自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

逃げた軽乗用車を運転していたのは30~50歳代の男。後続車の運転者に救急車の手配を要請したが、救急車到着時点では姿を消していたという。警察では現場周辺に設置されている防犯カメラ映像の分析を進めるなど、逃走したクルマの行方を追うとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース