政府の「未来投資会議」は、物流でのドライバー不足の解消に向けてトラックの隊列走行の公道実証を実施することを決めた。
トラックの隊列走行は、先頭車両をドライバーが運転し、後続のトラックを電子的に連結して隊列を形成する。3台目以降も電子的に連結し、2台目以降の後続車両は自動走行システムを使って無人走行するもの。国土交通省や経済産業省、警察庁、民間などが協調して実現を目指す。
物流業界は深刻なドライバー不足に陥っており、トラックの隊列による自動走行システムを活用することで、ドライバー不足の解消に結びつく。
2020年度に新東名高速道路での後続無人隊列走行の実現に向けて、2018年1月から後続のトラックにドライバーが乗車した状態で実証実験を行う。協調型車間距離維持支援システムや社会的な受容性を検証する。2019年度1月からはドライバーが乗車した状態で、後続車両無人隊列システムの実証実験を行う。
政府は2022年度以降、東京=大阪間での後続無人隊列走行の実現を目指している。